子どもとお店屋さんごっこをしているとき、
「お金について子供にどう教えたらいいか?」考えるひとは多いのではないでしょうか。
日本ではお金について学校で学ぶ機会がほとんどありませんが、
イギリスでは3歳から、お金の管理の仕方について学びはじめるそうです。
実際お金を使うのは大人になってからだよね?早すぎない?
お金の教育で得られるのはお金の知識だけじゃないんです!
この本は、
実際に3歳から欧米式のお金の教育を受けていた作者が、日本と世界のお金の教育の違いについて解説をしています。
この本がおすすめの人
お金の教育がなぜ必要なのか知りたい人
お金の教育を受けた子ども・受けていない子どもにどんな差がでるのか知りたい人
年齢別お金の教育方法が知りたい人
本の概要
本の紹介
「就学前」「小学生」「中学生」「高校生」に対応。子どもとお金の話をしていますか?将来の資産、働き方、幸福度が変わる!知識こそ最高の投資。
作者 「川口幸子」について
金融コンサルタント、宅地建物取引士、国際認定コーチ、マネーセミナー講師。
3~9歳まで海外にいる資産家の祖父母の元で暮らし、実際に欧米式のお金の教育を受けて育った方です。
子どもがお金の教育で身につけられる能力3つ
お金の教育で「自分の人生をコントロール」できるようになる
スーパーで買い物をしているとき、欲しいものを我慢できず駄々をこねている子供を見ることがありますよね。
お金の教育を受けた子どもは、お金を貯める目的や将来の目標を持っているため、そこに向けての我慢ができるようになります。
3歳から始める欧米式お金の英才教育 著:川口幸子
何も教えられていない状態で、ただただ「欲しいものを我慢して」と言われても、大人だって納得がいきません。
欲しいと思ったら、自分で一度考える。
お金の教育では、「当たり前のように我慢できる」思考を育てることができます。
お金と自分の欲求をコントロールすることは、将来自分の人生をコントロールすることにもつながっていきます。
社会で必要なコミュニケーション能力が高くなる
お小遣いをあげるときは、年齢で金額を変えようと思っていませんか?
え?毎年、学年が上がったら増やしていこうと思っていたけど・・・
お金の教育ではお小遣いの金額を交渉で決めるよ!
具体的には、お小遣いを増やしてほしい金額と理由を親子で話し合います。
お小遣いの額を自動的に増やす場合、なくなったらまた貰えばいい、貰えて当たり前と勘違いし、
お金の大切さを認識できなくなってしまいます。
お小遣い交渉の経験を積むことで、
自分の意見を伝える力がつく
交渉に大切な、相手の考えを聞き素早く理解する「傾聴」が得意になる
それらの力をつけることで、社会で必要なコミュニケーション能力を伸ばすことができます。
お金を働かせる方法がわかる
従業員・自営業で働く場合、労働時間・収入には限界がありますが、
上限のない働き方としてビジネスオーナー・資産家があります。
これらは自分ではなく「お金を働かせる」ため、仕組化すれば、寝ている間も青天井でお金が増えていきます。
しかし、ビジネスオーナーや資産家が身近に存在しない場合、
たいていは従業員・自営業の働き方を選ぶことになり、働き方の選択肢を広げることができません。
早くからお金の知識があれば、自分の時間を切り売りすることなく、お金を生み出して豊かな人生を送ることができます。
まとめ
子ども時代のお金のかかわり方が将来の資産に約2倍も開きを生むそうです。
これを聞いて、もっと早くお金について知っておきたかった!!と思いませんか?
日本では学校でお金の教育を受けられる機会があまりないため、家庭での教育が必要です。
本書には、年齢別の具体的なお金の教育法が書かれているので、
就学前~大学生までこの本に沿ってお金の教育を進めていくことができます。
お金の教育は、お金持ちになるためだけが目的ではありません。
自分の子どもには、心に余裕をもち、豊かな人生を送って貰いたいと思う方にお勧めの本です。